2025.1.25

~ブログ更新中。「継続は力なり」を信じて続けます~
努力は仕組み化できる 自分も・他人も「やるべきこと」が無理なく続く努力の行動経済学
山根 承子(著)
今日は、最後の章を学びます。
<今日の学び>
第11章「続ける=よい」「努力=すばらしい」は本当か
・01「努力した」という事実が導く残念な末路
・02「せっかく○○したんだから」と心によぎったときの処方箋

<学んだこと・感じたこと>
・「サンクコスト」の紹介がありました。『サンクコストとはすでにかけたコストのうち、どう頑張っても回収できない費用を指す』と本にはあります。わたしもサイズを誤って買ってしまったスニーカーを下駄箱に入れたままにしています。本の記載の通り、『とりあえずしまっておく』という行動を取っています。理由としては、せっかく買ったしな~という気持ちではなく、捨てることが面倒くさいからです。本には、サンクコストはコストに限らず、時間や労力も含まれているようです。私の場合、スニーカーは他人に迷惑をかけるものではありませんが、場合によっては後に引けなくなることもあるようです。具体例として『コンコルドの誤謬』が紹介されていました。私は会社員として、開発費に膨大な金額を投入した際、一度着手した開発を途中で引き返す判断の難しさを感じながら読みました。

誰しも「せっかく〇〇したのだから」という気持ちはありますが、一度立ち止まって考えることが重要だと感じました。「サンクコストが発生する前に時が戻ったら、自分はどうするか」を考えることで、「本当に効用の高い選択肢」が見えやすくなるとありました。冷静な判断が重要だと感じました。

この本を最後まで読み切りました。この本を読み始めた目的は、「やりたいことがたくさんある。このやりたいことをどのように日常に落とし込むか、そのヒントを得たい」という気持ちからでした。実際には、「努力を精神論ではなく科学的に考える」というコンセプトの本のようで、直接的にはヒントは得られなかったものの、漠然とした「努力」という概念を少し分解できた感覚があります。次に読むときは、また違った感想を持つことを期待したいと思います。これで、この本に関してのブログは終了です。最後までお読みいただきありがとうございました。

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